株主・投資家の皆様へ

MESSAGE

大工原正伸

株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
当社が属する外食産業は、市場規模が横ばい傾向で推移するなかで、既存の外食企業のほか、新規参入者や中食マーケットとの競争が加わり、経営環境はより厳しさを増してきております。
そのようななか、当社は中長期的な経営戦略として、既存事業の安定した収益基盤のもと、継続的な成長と収益性の向上を目指して商圏の拡大、新たな魅力の創造、新店・新業態への取り組みといった施策に取り組んでいます。

商圏の拡大

2017年には台湾・高雄市に新店「UKAI TEI Kaohsiung(ウカイ テイ カオシュン)」がオープンします。建設中のラグジュアリーホテル「シルクスクラブ高雄」のメインダイニングとして、2フロアでグリルと鉄板焼きを展開する予定で、現在は営業開始に向け鋭意準備を進めている段階です。
台湾出店の決め手となったのが「シルクスクラブ高雄」のオーナーとの出会いです。台湾で日本のうかい亭を再現したいという彼の熱い想いを知り、ホテルのレストラン運営に協力するという形で出店を決意しました。
新店は、うかいブランドを海外に向けて発信できる大きな機会でもあります。うかいのホスピタリティを海外で実現するという難題に挑戦し、現地のパートナーとともに台湾店を必ず成功させる覚悟で臨んでいます。

新たな魅力の創造

当社の新たな魅力となる新しい事業の創出に取り組み、飲食・文化に次ぐ物販事業の確立を目指しています。前事業年度には従来の製菓事業部を物販事業部として再編成し、より機動的な意思決定を行える体制を確保しました。
製菓については、工房を新設して製造体制を整えるとともに商業施設での企画展など販路開拓を進め、順調に売上を伸ばしています。今後は当社の飲食事業(和食・洋食)の特徴を活かし、より幅広い商材を取り扱うことで「うかいの余韻をご家庭に」との想いを発信できるギフトや土産品の商品開発・販売を進めてまいります。

新店・新業態への挑戦

新業態の開発は、皆様にも楽しみにしていただき、従業員のモチベーションアップにもつながる施策です。うかいの店舗として相応しい場所との出会いが前提になりますが、今後も魅力的な業態の実現を目指し、出店を検討していきたいと考えています。
2017年2月23日には、ブラッスリーという当社における新ブランドの店舗「ル・プーレ ブラッスリーうかい」を大手町にオープンいたしました。じっくり丁寧に焼き上げたロティサリーチキンをメインに多彩な調理法で豊富なメニューをご提供する店となっており、ご来店されたお客様からご支持をいただいております。まずはこの新ブランドの発信力を高め、皆様のご期待に沿えるよう着実に成長させてまいります。

既存店の強化

商圏拡大、新規出店をはじめとする将来の成長に向けた取り組みは、すべて既存店による強固な基盤があってこそ可能となるものです。創業店であるうかい鳥山をはじめ歴史ある店舗は当社の経営の支柱であり、必要な施策としてハード・ソフト両面で常に既存店の強化に努めています。
喫緊の課題は店舗の改装・改修です。多くの店舗が手を入れるべき時期を迎えているなか、居住性の向上や一部バリアフリー化など新しい時代に相応しい空間づくりを進めてまいります。
また、労働環境の改善も待ったなしの状況で、定休日の導入、研修制度の充実などに取り組んでいます。

当社は、当社を取り巻くすべての人々との関係で成り立っています。人々の支えなくして存続はあり得ません。だからこそ経営者として、うかいにかかわるすべての人々を大切にし、そして、その人々から大切にされる企業になりたいと強く願っています。
株主・投資家の皆様とも、長くおつきあいさせていただくなかで信頼関係を深めるとともに、常に信頼を裏切らず、理想のうかい像を追求し続けていきたいと考えています。そのために、今後もうかいを磨いてまいりますので、引き続きご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長

大工原正伸